先生セキララ日記 ~幼稚園の現場から~

幼児教育・子育てについて、幼稚園教諭の視点から綴ったブログです。現役の先生、保護者の方、これから先生になる人達と一緒に考えていくことを目指しています。

遊び・ものづくりのアイデア

心が動く夏遊び ~シャボン玉を通して大切にしたい発見~

2016/08/25

しゃぼんだまの楽しさ

子どもが大好きな遊び、”しゃぼんだま”!!

ストローを吹くと、簡単に作れること、ふわふわと空へ舞い上がっていくこと、虹色にひかる美しさを感じられることから、子どもはたちは夢中で遊ぶ姿が見られます。

ただ吹いて遊ぶだけでなく、シャボン玉一つでも子どもたちは色々な工夫をしながら遊ぶ様子が伺えます。

しゃぼんだまをとおして、大切にしたい子どもたちの発見

ストローを拭くと、きれいなしゃぼんだまができることに大喜びの子どもたち。

ふ~っと息を吹いてたくさんしゃぼんだまができることを楽しんでいました。

「早く吹くとたくさんのしゃぼんだまができる」「ゆっくり吹くと大きいしゃぼんだまができる」と大人が言って、子どもに伝えてしまうのは簡単。

子どもたちが自分で気づいたり試行錯誤したり発見したりすることに意味があるのです。

一通り思うように吹いて楽しむ様子からタイミングを見て、私が大きいシャボン玉を作ってみました。

すると子どもたちは、「先生のおっき~!!」と自分が作っているしゃぼんだまとの大きさを比べ、自分も大きいしゃぼんだまを作ってみようと試行錯誤する様子がうかがえました。

たくさんシャボン液をつけてみたり、下を向いて吹いてみたり・・・

そうするうちに、息をゆっくり吹くことで大きいしゃぼんだまができることに気づくと、その発見に大喜び!!

「先生~、こんな大きいのできたよ!!」「見ててね、こうやってすると、大きいのができるんだよ!!」と得意げに教えてくれました。

そうやって自分で”試す” ”やってみる” ”修正する”ということをしながら気づくことで、自分で考える力を育んでいくのです。

そこで、もっと大きなしゃぼんだまを作るにはどうすればいいか考える機会を作りました。

展開

「もっと大きいストローで吹いてみる!!」という声から、幼稚園にある一番大きなストローを皆で探しましたが、なかなかありません。

そこで、ストローに代わるものを探しました。

トイレットペーパー芯、ペットボトル、お祭りでもらった金魚すくいのポイなど。

色々な用具でしゃぼんだまを作ってみることにたどりつき、自分たちで考えたことを試してみるということにワクワクする表情が見られました。

しゃぼんだまができたときには、歓声をあげ、みんなで喜び満足感を味わう様子が見られました。

どんな活動でも、子ども主体で展開していくことで、興味や関心を高め、意欲を高めます。

こどもの”ワクワク”感を大切にしていきたい思います。 

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