創造性を育む製作~節分に向けて鬼のお面をつくろう!~
”鬼”になって遊んだり友達をおどろかしたりして楽しむ姿が見られるので、自分たちのお面をつくることを投げかけました。
これまでに色々な技法を使って表現を楽しめるようにしたり、色々な素材に触れたりしてきたので、お面作りでは、自分の思いや発想を生かして取り組めるよう配慮しました。
一人ひとりの発想や思いが表現できるようにするために、何をどう使うかは子どもに任せ、色々な素材を準備しておきました。
そうすると、素材から発想を得たり作っている中でイメージを膨らませたり、また友達と一緒に作るなかで友達の取り組む様子に刺激をうけ、イメージを広げるなどする様子がみられました。
個性あふれるお面ができあがったので、取り組み過程を紹介したいと思います!
準備物
- 紙皿
- 紙袋
- 画用紙
- すずらんテープ
- マジック
- 毛糸
- モール
- キャップ
- ヤクルト容器
- ビニールテープなど
取り組み過程
何をどう使ってもいいけれども、顔が見えなくなるように作ること!だけを子どもたちと話し合って決めました。
まずは素材選びから始まります。
紙袋をかぶって顔がみえないようにする子、紙皿を土台にする子、画用紙を顔の大きさに合うように切る子などさまざまです。
紙袋でお面を作っている子は、かぶると前が見えないことに気づき、穴をあけて目がみえるようにしていました。
その子の姿を見て、他の子も刺激をうけ同じように穴をあけています。
サインペンで目をかく子もいました。
土台ができたら装飾開始!
髪の毛をつけたり、角をはやしたり、口を画いたり・・・個々によって様々な姿が見られ、それぞれの取り組み過程が興味深かったです。
髪の毛一つにしても、タフロープで作る子がいたり毛糸をほぐして土台にどんっとのせる子がいたり。
角も画用紙を立体的につけたり、ヤクルト容器をつけたりして、それぞれに工夫が見られました。
できあがった作品のひとつがこれ。
”髪の毛”として、紙袋の上には毛糸、表面には画用紙、側面にはすずらんテープがはりつけてあり、色々な素材をいかしてつくろうとしていたことがうかがえます。
決まった工程でつくるのではなく、子どもの発想をいかせるように製作にとりくむことは、発想が膨らむよう準備物も色々なものを準備したり、援助する際も一人ひとりの思いを汲み取り個々に応じた援助が必要になるので難しいですが、それぞれの工夫やアイデアをいかした製作物になったように思います。
節分に自分で作ったお面をつけて遊ぶことを楽しみにしているので、節分にも期待が膨らんでいます。
製作や絵本などを通して日本の伝統行事に親しみをもてるようにつなげていきたいと思います。
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