幼稚園を”居場所”の一つに
2016/07/17
卒園児の小学校通学への不安
先日の通勤中、幼稚園のそばでこどもがうずくまって泣いているのを見つけました。
年長で受け持った子でした。
小学校で友達関係がうまくいかず、行きたくない とのこと。
しばらく話したあと、少し落ち着いたようで、ゆっくりと自分で歩いていく姿が見られました。
本当は小学校まで寄り添いたかったけれど、歩いていくその子の姿を信じ見守りました。
以前の名簿から電話番号を調べ、念のため保護者の方に様子を知らせ、おうちに帰って見守っていただけるよう伝えましたが、お母さんのほうが精神的にまいってられるよう。
勉強、友達関係など小学校でいろいろあり、親子で悩んでられたご様子でした。
それから数日たって、その女の子が小学校帰りに幼稚園によってくれました。
嫌なことがあったけれど、一ついいことがあったことを教えてくれました。
いろんなことがあって今はしんどい思いもあるだろうけれど、その中にも喜びがあったこと、一緒に喜んでいました。
今は直接援助はできず、聞くことしかできないけれど、一緒に悩んで寄り添っていきたいと思っています。
顔を見せに来てくれる卒園児
そして昨日、幼稚園にまた違う卒園児が遊びに来てくれました。
年少時には、くるくる動き回っていた男の子、まだまだ幼くぼ~っとしていましたが、年長では、優しく行動力のある男の子に育ち、リーダーシップをとるまでに。
卒園して数年たった今も遊びに来てくれます。
時には、お母様も一緒に来て下さり、幼稚園でのことを振り返ったり、近況を教えて頂いたりします。
成長した子どもに会えるのはもちろん嬉しいですが、お母様にお会いし、色々聞かせていただけることは、本当にありがたいです。
ご縁を続けさせていただいていることの幸せを感じます。
今回は、夏休みになったら、先生の手伝いをしにきたいといいに来てくれたのです。
遊びに来て顔を見せてくれるだけでも嬉しいのに、園のために・・・と思ってくれたこと、感激です。
もともと小さい子が好きな男の子ですが、まっすぐ成長している様子がまぶしかったです。
担任をさせてもらった子どもはずっと変わらず大切な存在
自分が受け持った子は、在園中から今もずっと変わらず大切な存在です。
ご縁があり、同じ場で一緒に過ごしてきた子どもたち・・・成長過程をずっと見守っていけることができると幸せです。
元気なときはもちろんだけど、もしなにかあったら、幼稚園にいつでも戻ってきてくれること、少しでも”帰る場”になれるようにしたいなと思います。
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