就職試験に受かってから先生として働くまでにしておく9つのこと
2018/01/03
私が勤める幼稚園にも4月から就職をされる先生がおられます。
就職試験に合格され、めでたく4月から幼稚園の先生!
どんな先生が仲間になってくれるのか楽しみです。
さて、4月からは実際にプロとして働くわけなので、新しく先生として働かれる方は、きっとドキドキ楽しみなお気持ちやご不安なお気持ちがあられるのではないかと思います。
今日は、私が働くまでにしてよかった、また、できたらよかったなあぁということも含め、実際に働くまでの間にしておいたほうがいいことをまとめておきたいと思います。
ピアノの練習
働き始めたら、しないといけないこと、考えないといけないことがたくさんあります。その中で自分の時間をとるのはなかなか難しかったり、ピアノが苦手な方にとっては弾くことができるようになるまでに時間がかかったりするので、予め練習しておかれることをおすすめします。
園歌
これは入園式で歌われることが多いので、ピアノを弾けるようになることが目的でなく、歌詞を覚えることも念頭におかれたほうがよいと思います。
春に歌う歌
幼稚園では季節の歌が歌われていることが多いですが、全部の季節の歌を練習しておくのは大変なので、まずは春に弾く歌を練習しておかれると即戦力になります。
学園によっても異なってくるとは思いますが、例えば、「ちょうちょ」「ありさんのおはなし」「おはながわらった」「チューリップ」など。
クラスをもたずバスの先生として確定されている方はピアノではなく、手遊びを交えて覚えておかれるといいのではないかと思います。
一日の生活の中で使う曲
例えば「おべんとう」「おかえりのうた」など。園によってはお片づけをするときに「おかたづけ」を弾いているところもあります。
園として伝統的に歌っている歌
それぞれの幼稚園で作った歌や幼稚園で歌われている伝統的な歌などがある場合、これまでに聞いたことも弾いたこともないと思うので、予め練習しておくと後から慌てなくてよいと思います。
以上4つを挙げましたが、予め就職する幼稚園の先生に、練習しておいたほうがよい曲を聞いておかれることが一番いいと思います。
そうすることで、園に伝わる曲や一日の生活の中で使う歌は、コピーさせていただけることが多いと思いますし、アドバイスも聞きやすいので♪
カリキュラムを知る
教育目標やカリキュラムを知っておくことで、全体像を掴んでおく。そのうえで日案、週案を見せてもらうとわかりやすいです。でもたくさんあって大変、難しいかなと思われる方は、次の日案をみせてもらうほうを重視されるといいと思います。
日案、週案を見る
具体的にどんなことをするのかを知っておくと、後でつながりやすいです。でも文字ばかりではなかなかイメージしにくいと思いますので、ここでは知識として知っておくことが大切です。
先生たちの名前を覚える
働き始めてなかなかな名前がでてこないと、お互いに気まずいですよね。たくさん覚えないことがあって大変かとは思いますが顔と名前を一致させておくことは必須です。
園舎の配置、倉庫などの場所を覚える
クラスの場所はもちろんですが、特にそれぞれの倉庫について覚えておくとよいと思います。
大きく言えば、運動器具、楽器、本、絵画素材、学年グッズなど。
特に絵画や制作で使うものはたくさんあるので、取りに行くとき・片づけるときに、はじめは時間がかかってしまいます。どこに何があるか把握しておくとスムーズです。
そうはいっても一気に覚えるのは大変なので、歩いたり保育室・倉庫にはいるたびに”ここには何があるのかな?”と意識して見ておくだけで違いますよ。
自己紹介を考える
新任の先生は、職員、保護者、子どもに向けて自己紹介する機会をもたれることが多いと思います。それぞれに向けてどんな挨拶をするのかをあらかじめ考えておくとよいでしょう。
職員に向けては、多少しどろもどろしていても温かく見守ってもらえると思いますが、保護者にとってはどんな先生が受け持つのかというのは大きな問題。”先生一年目”ということで、和やかに温かく見てくださる方もおられれば、”一年目”というだけで不安に思われる方がおられるのも確かです。そういう方にとって、しどろもどろなご挨拶・自己紹介になると、不安を煽ってしまますので、そうならならいよう準備しておきましょう。
どんな先生になりたいかを考える
漠然と先生をするのではなく、自分はどんな先生になりたいのか、すぐにはわからなくても、頭においておくことは大切なことです。
大学で学んだことを復習する
時間がある方は、これまでに学んだことを振り返っておくと実践に生かせるでしょう。
いろいろな先生の保育を見る
なんといってもこれが一番大切だと思います。
働いて保育をするようになると、フリーの立場ならまだしもクラスを担任すると、他のクラスに入って、どの先生がどんな指導をしているのかということを見ることが難しいでしょう。
同じ活動をするのでも、先生によって導入やことばがけ、子どもたちの捉え方が違ってきます。
色々な先生のやり方、子どもへの接し方をみて、たくさんの方法を知ったり多様な考え方に触れておくことが、これからの実践に向けて大切になります。
そして、色々な先生の保育をみて、”こんな先生になりたいな”と思えるような人と出逢えるといいなと思います。
以上、就職するまでにしておくとよいことをいくつか挙げましたが、就職するまでの期間や本人の状態、幼稚園の体制によってできることは異なってくると思います。
働いてからはできないというわけでないので、しんどくならないように、そして楽しんだり期待を膨らませたりされながら過ごししていただけるといいなと思います。
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