プールが苦手な子が楽しめるプール遊び!
以前に、水・泥遊びが苦手な子について、書きましたが、色々な水遊びを楽しむ中で、その子も自然にプール遊びを楽しむことができるようになりました。
その子が風邪でプールに入れなかった日も、どうしても入りたくて涙する姿が見られるほどでした。
今日はプールを題材にしてかいていこうと思います。
プールの楽しさ
多くの子どもたちが喜ぶプール遊びですが、プールの楽しさは、次の3点にあると思います。
- 水の冷たさ、心地よさを感じる
- 全身を使ってダイナミックに楽しむ
- 友達と気持ちよさ、楽しさを共感する
プール遊びの危険
以前に小学校でのプール事故があったように、水遊びでは楽しい反面、一歩間違うと命の危険が伴います。
そのため、プール内で個々に援助をする人、プールサイドでしっかりと様子を監督する人、といろんな角度からみんなで見られるようにしたり、ロングビート板などの用具の出し方を配慮したりする必要がります。
また、子どもたち自身にも、ふざけない、プールサイドを走らない、保育者、大人が話している時にはしっかりと聞くなどという約束事を守って楽しむということを理解させるようにする必要があります。
水を嫌がる子どもに対する考え方
一度水への恐怖をもってしまうと心の中に強く残ってしまうので、プール遊びは、楽しい気持ちをつなげながら遊びを広げていく必要があります。
ポイント:
- 子どものペースを大切にしながらも段階を経て恐怖心を和らげてていく
- 大人が一緒に触れ合ったり共感しながら楽しみ、安心して気持ちよさを感じられるようにする
水・プール遊びを楽しむときの環境
水遊び・プール遊びに熱中してい入ると、夏の暑さや紫外線を忘れてしまいがちです。
テントをたてたり木陰を利したり、水分補給するようにしたいですね。
また、長時間水につかっていると体力が奪われてしまうので、適度に休憩をはさんだり、水からあがったりする必要があります。
まずは水を使った遊びからはじめる
以前書いた、ジュースやさんやアイス・ソフトクリームやさんなど、色々な水遊びの展開としてプール遊びを楽しめるようにしていくことで、子どもの不安や戸惑いが和らいでいきます。
その他の例
- 暑い日に、ホースで水を遠くにまくようにとばし、水のトンネルをくぐる
- 砂・泥で遊ぶ際、水が入った大きなタライを傍においておき、水に触れる機会をもつ(水を含ませてつくる「型ぬき」「山」のほかに、穴をほって「川」「温泉」などをつくり、次第にダイナミックになっていくように展開するとよい)
- 水鉄砲
服がびしょびしょになってきたら、パンツ一丁や水着に着替えて、水にぬれることに抵抗なく遊べるようにするとよいと思います。
プール
少しずつ水に親しみをもてるようになってきたら、プールに入ってみましょう!
プールといっても、水は少量で、まずは子どもの足首までくらいになるように水量を調節するといいですよ!
その中で、自然に水がかかる遊びを楽しむことがポイントです。
例
- 動物に変身(カエル・うさぎに変身してジャンプ!ワニになってプールの底を這うなど)
- 手遊び、踊り
- 走る、鬼ごっこ
- 宝物探し(自分の手で取って集められるようにする。その際、水に沈むものだけでなく、浮くものも用意しておくと、無理なく遊ぶことができる)
改めて水をかけられると不安が増しますが、楽しんでいる中で無意識的に体や顔にかかると、楽しい気持ちの中で、水に触れることができます。
また、プール=水を使った遊び ということにこだわらず、普段遊んでいる遊びを水の中で楽しむと、普段の延長でプール遊びを楽しむことができます。
”できる・できない”ではなくて、水に親しむということにねらいを置いて、プール遊びを楽しめるといいですね!
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