トイレに行かない子・おしっこがでない子 Case1
2018/01/04
昨日は、図書館にこもり、帰って参考DVDを見て、気づいたら朝方の4時でした。
今日はひたすらピアノの練習をし6時間が経過・・・。
腱鞘炎になりそうです。
着実に「冬休みの仕事」をしています(笑)
さて、冬休みに入り、個々の子どもの成長を振り返っていました。
4月は、私を求めていた子も、今は友達とのつながりを楽しみ自分の世界を持てるようになってきたこと、泣いてお母さんと離れられなかった子が、風邪をひいても幼稚園を休みたくないと涙するようになったこと・・・などなどそれぞれの成長を感じ、つい9か月前のことなのに懐かしく思っていました。
さて、今日はその記録を振り返りながら、blogを書いていこうと思います。
今年の私のクラス(年少児)の子どもの中には、トイレに行かない子・おしっこが出ない子を含め、援助を要する個が4人いました。
それぞれにトイレに行けないことの背景は違うのですが、今は皆一人で行けるようになっています。
「トイレにいけない」という行動は同じですが、それぞれに背景が違うので、援助も異なります。
一人ひとりについて、みていきたいと思います。
Case1:トイレに行くが、おしっこがでない
どんな子?
性別)女児
性格)慎重、不安が強いが見通しを持てるようになるとしっかりとした行動をすることができるようになる、4月段階では、様々な面で保育者の仲介を要する。
様子
4月は環境の変化に対する不安から、登園時、母親と離れることができず涙する日々が続く。
園では保育者と一緒にいることで安心する。
トイレにも保育者と一緒に行く。
個室には入るが、1か月ほど園でおしっこはでたことがない。
自宅ではおしっこがでるとのこと。
極度の緊張からおしっこがでていないのでは?と考える。
手だて
- 普段からできたこと、できるようになったことだけでなく、過程を褒め一緒に喜ぶ。
トイレでも、おしっこが出なくても個室に入って座れたことを褒め、おしっこがでるように強要はしない。 - 常に”気に留められている”と思えるようなことばがけをしたり、スキンシップを図ったりする中で、不安を和らげ、安心して過ごせるようにする。
- 保育者との関わりを基盤にしながら友達とのかかわれるようにし、クラスが自分の居場所と思えるように配慮する。
- トイレ内では、扉をあけ保育者と話をしたり目線を合わせて座れるようにしたりして、リラックスできる雰囲気を心掛ける。
そうやって丁寧に毎日を過ごしていきました。
そして、やっとおしっこが出たのです!!
トイレ以外の面でも、少しずつお母さんと離れて”いってきます”ができたり、自分の要求を保育者に伝えたりすることができるようになり、園生活に慣れてきたことがうかがえるようになりました。
おしっこが出ずにつらい思いをしていたのは何より本人だったと思います。
二人で喜びあい、クラスのみんなにもこの子の成長を伝えると、みんなで拍手をしてくれました。
家に帰り、お友達が拍手をしてくれたことが嬉しかった、とお母さんに伝えていたようです。
慎重な性格なために、慣れるのにも時間がかかったようですが、安心できる場になっていったことが一つの要因だったように思います。
今では大便も一人でできるようになりましたよ!
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