試行錯誤する体験を大切にしたあそび ~手作りしゃぼんだま~
2016/08/28
先日のしゃぼん玉遊びでは、子どもが試したり気づいたり、やってみることを大切にしたい旨を書きました。
年少児には、既製品のしゃぼんだま液を使って、吹くことで、試行錯誤する体験ができるように配慮しましたが、気づく、試す、考えることは、年齢や子どもの様子によっても題材や与え方が変わってきます。
年長児では、経験から、息の吹き方で大きさが変わることは知っていたり、すぐに気づいて結果にたどり着きます。
そこで、年長児では、自分でしゃぼんだまを作ることを投げかけました。
☆準備するもの☆
- 固形石鹸(幼稚園では、たくさんの子が使えるように、カッターで1/4に切りました。おうちでもすべてを使いきることはないと思うので、あらかじめ切っておくと、もったいない使い方がないように思います。)
- 液体石鹸
- 王冠・・・石鹸を削ります。
- 砂糖
- 粉末片栗粉
- お湯(石鹸が溶けやすいように水ではなくお湯がいい)
- カップ(プリンやゼリーのカップなど)
- ストロー
☆作り方☆
まずは、しゃぼんだまが何でできるか子どもたちと話し合いました。
石鹸であわあわ遊びをした経験から、石鹸でしゃぼんだまができることの予測をたてる姿が見られたので、実験してみることに。
石鹸を王冠で削り、水で溶かそうとしても、なかなか溶けないので、どうすればよいか投げかけると、「お湯で溶かす!」という声が挙がりました。どうすr
これまでのいろいろな経験が、考える基となっていることを感じました。
逆に、色々な経験が不足していると、自分で考える力が不足していきます。
しかし、石鹸を溶かして吹いてみても、残念ながらうまくシャボン玉ができません。
そこで、液体石鹸、砂糖、片栗粉を出し、どうすればたくさん、また大きなしゃぼんだまができるのかを自分たちで分量や配分を考えて作ってみることを投げかけました。
- カップにお湯を入れる
- 石鹸を王冠で削り、カップに入れる
- 液体石鹸、砂糖、片栗粉を自分で調合する
☆展開☆
しゃぼんだまを作る楽しさを感じられたら、様々な用具を使ってしゃぼんだまを作ることを楽しめるようにしました。
牛乳パックに網をはったり、あながあいたお玉を見つけて試してみたりして、それぞれの工夫や考える力の育ちが感じられました!
☆ポイント☆
自分たちで考えたり試したりしながら活動を進めることがポイントです。
子どもたちが「できた!!」と満足感をもって活動を終えられるようにしたいと思っています。
情報交換・共有できるサイトを目指しています。
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