先生セキララ日記 ~幼稚園の現場から~

幼児教育・子育てについて、幼稚園教諭の視点から綴ったブログです。現役の先生、保護者の方、これから先生になる人達と一緒に考えていくことを目指しています。

これから先生になる人にむけて

教育実習までに準備しておくべきこと

2016/07/27

先日、教育実習生がきました。

一度に二人を受け持つことになり、どうしたら学びにつながるのか、私も試行錯誤しながらかかわらせて頂きました。

実習期間中、戸惑ったり困ったりされる姿が見られたので、今回は、教育実習までの心づもり、準備等を考えていきたいと思います。

●実習するにあたり、自分なりの目標、課題をたてておくこと。

日々課題意識をもって実習に臨むことで、意識が高まりまるように思います。

そして、それを達成するためにどのようにするのか具体的に考えておくと、なんとなく過ぎてしまうことがなくなると思います。

●どの学年を受け持ちたいのか考えておく。

 (幼稚園によっては学年・クラスを指定される場合、希望を聞いてもらえる場合もあります)

希望を聞いてもらえるところでは、実習をするためのオリエンテーションで、どの学年に入りたいか聞かれます。

また、園や実習する期間によっては、何日かいろいろな学年、クラスをみてからどこに入りたいか決めることができる場合もあります。

他の施設での実習経験がある場合は、同じ年齢の学年を選び、保育方針によって子どもの姿がどのように変わるかを検討したり、違う学年を選び、発達段階について学べるようにしたり・・・とそれぞれの思いによって選んでいただくといいかな、と思います。

●設定実習での指導について考えておく。

本来は、こどもの様子から、活動のねらい、内容、環境構成を考える必要がありますが、設定実習をするまでには、指導案を書き、担当の保育者にOKをもらう必要があります。

学生さんによっては、苦戦され何度も書き直さないといけないことも少なくありません。

なので、実習期間中にじっくりこどもの姿をみてから考えるのは期間的に難しいところがあるので、あらかじめ実習にいく時期からこどもの様子を想定し、考えておくといいと思います。

その際ポイントになるのが

 ☆子どもに何を身につけさせたいのか。どんな力を育てたいのか。

 ☆そのうえで、どんな活動をするのか。

 ☆発達年齢にみあったねらい、内容であるかどうか。

 です。

自分の考えにずれがあったときなどのため、いくつか考えておくとよいと思います。

そして、製作をする場合には、実際に自分で試作しておく必要があります。

 

教育実習では、できるかどうか、ではなく、学ぶべき姿勢があるかどうかが大切です。

経験が少ない分、できなくて当たり前!

そこでどう学び、生かそうとするかだと思います。

学び多き日々になりますように・・・。

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