”不安定”や”できなくなる”ことも「成長」に含まれている
2016/07/17
1学期面談期間に突入しました!
怒ったり悩んだりわからなくなったり・・・お母様自身がいろんなお気持ちの葛藤の中で、子育てをされている様子が伺えました。
うまくいかないことっていっぱいあると思います。
「毎日怒ってばかり」と涙ながらに反省されるお母様もおられました。
褒めてあげたい気持ちの中に、ついつい怒ってしまうというお母様の罪悪感や苦しさを感じていました。
怒るより、褒めて育てようということをよく聞きます。
みんなそうしたい。
でも毎日一緒にいる中で、怒ってしまうことだってある。
忙しい毎日の中で、一生懸命に向き合っておられるんだと思います。
「子どものことがわからない」と嘆いてられたお母様もおられました。
私もおしたりひいたり、少し距離をおいて見守ったり・・・試しながら、うまくいくこともあれば、あれ?!こっちのほうがよかったかな!?と軌道修正したりすること、あります!
「成長」というのは、進んでいるように見えるものだけではありません。
あたらしい壁にであったとき、子どもは”不安定”になります。
幼稚園にいきたくない、と言ったり、これまでできていたことができなくなったり、お母さんから離れられなくなったり、わがままに思えるようなことが増えたり・・・。
一見、逆戻りしたようにみえたり、立ち止まっているようにみえても、これも「成長」の中に含まれているのです。
この、望ましくないと思われるような変化や、目に見える喜びを繰り返しながら、子どもは少しずつ育っています。
一時的な変化だけにとらわれるのではなく、長い目でみていけるといいなと思います。
子どもの困った行動には、原因がわからないことがある。
子ども自身がわかっていないときに、「なんで?」「どうして?」と神経質に聞いてしまうと、子どもは答えを用意してしまうことがあります。
色んな心配や悩みは複合的なので、はっきりした理由が子ども自身にも大人にもわからないことがあります。
困った行動の中に、原因を見出しそれを解決すれば・・・と思いがちですが、それが難しいこともあるのです。
だからこそ試行錯誤が大切なのです。
子育て、保育に答えや正解はありません!!
試してみてうまくいかなかったから✖ではなく、じゃぁ、これはどうかな?と”試行錯誤”を楽しめるといいなと思います。
また、試行錯誤の中には、”放っておく、見守る”ということも含まれています。
そして、いろいろ試してみるけど、どうしてもうまくいかない・・・というときには、一人で抱え込まず、思い悩まれる前に、保育者をはじめ周りの力を借りることも視野に入れていただけるといいなと思います。
子どもの成長、喜び、不安、お悩みを一緒に共有させていただければ嬉しいです。
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